多くのファンによって支えられているスポーツ。世界にはファンコミュニティを作り上げ、盛り上がりを拡大し続けている国やスポーツもあれば、日本のサッカーのように、ファン離れに苦労する運営団体もあります。本記事では、人気低迷から再起をかける日本サッカーについて解説します。
サッカーワールドカップから再び盛り上がりを見せる日本サッカー
コロナ禍では日本国内のスポーツだけではなく、スタジアムに人が足を運べなくなってしまったことから、世界中のスポーツが人気低迷の憂いに嘆いていました。
日本サッカーのJリーグも例に漏れず、2019年には平均入場者数が20,000人を超えていたものが、2022年の7月に行われたE-1サッカー選手権2022年決勝大会の第1戦では5,000人を切るような事態になっています。しかし、2022年の後半にカタールで行われたFIFAワールドカップ2022における日本代表の活躍により、再び日本サッカーや国内外で活躍する日本選手に注目が集まりました。
ワールドカップという世界大会によって再び脚光を浴びるようになったことで、新しい楽しみ方である、サッカーに賭けられるブックメーカーでサッカーを楽しむ人も増えています。オンラインブックメーカーは、サッカーや野球などスポーツの試合の勝敗や得失点差、各選手の活躍を予想して賭けられる今の時代ならではのコンテンツです。
もちろん試合会場に足を運び臨場感を楽しむのも従来のファンの楽しみ方ですが、こういった新しいサービスにおいてもサッカーの再びの盛り上がりが垣間見えています。
日本の浦和レッズがAFC優勝
ワールドカップに加え、日本サッカー界の朗報としては、2023年のAFCで浦和レッドダイヤモンズ優勝のニュースがあります。浦和レッズは、2017年以来5大会ぶりとなる3度目の優勝を果たしアジアを制しました。決勝第2戦の試合は非常にタフな状況ですが、見事1-0で勝利し優勝を勝ち取っています。浦和レッズは今大会で3度目の優勝となりますが、日本勢としてAFCで優勝を勝ち取ったのは5回となり、そのうちの3回優勝しているということになります。サッカーファンの期待に応えることができ、選手とファンの一体感がますます向上し、盛り上がっていくことでしょう。
AFCチャンピオンズリーグとは?
では、そもそもAFCチャンピオンズリーグとはどのような大会なのでしょうか?
AFCは国際サッカー連盟のFIFAが主管し、アジアサッカー連盟のAFCが主催するサッカー大会の名称です。略称はACLと呼ばれることもありますが、イメージとしては「アジア全体を巻き込んだサッカー大会」と捉えることができます。
初開催は2002年で、それ以降毎年行われています。4年に1度開催されるサッカーワールドカップに比べると大会の規模は小さいかも知れませんが、それでもアジア全体から有力チームが集まる大会としては世界規模の大会だといえます。大会の出場権としては、各国のリーグ上位チームが1~4チーム参加する大会なので、AFCに出場するためには、まずは国内リーグで上位にならないと出場権を得ることは出来ません。
選手の個人スキルの向上と、結果へのコミットが求められる
ワールドカップ、AFCにおける浦和レッズ優勝による人気復興について解説してきました。やはりスポーツにおいては、スターの誕生、そして何より結果を出すことがスポーツ全体を盛り上げることにつながります。
一方で、スポーツベッティングのような新しいスポーツの楽しみ方の導入によって、ファン層を広げることも盛り上げる一つの起因になり得ます。海外では自分の応援するチームに対してベッティングをするのは珍しいことではありません。世界ではサッカーだけでなく、NBAプレーヤー始めバスケットボールも人気ですし、そして日本でもBリーグが立ち上がり期待が高まっています。人気の野球でもさまざまな選手が活躍しています。今後サッカーにおいても、例えば三笘選手のような次の若手ルーキーが誕生し、人気低迷を覆し、業界全体を盛り上げてくれることでしょう。
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