日曜劇場「危険なビーナス」最終回が放送されました!
8話で、明人は牡蠣を食べられないはずなのに、「明人が牡蠣を食べていた」と話す楓を見て、伯朗は「楓が明人の妻ではないのではないか?」と疑います。
また、9話では矢神家の執事の君津が、康之介の隠し子だと波恵が言い出しましたが、本当なのでしょうか?
謎が多すぎましたが、最終回で全てが明らかになりました!
そんな気になる『日曜ドラマ「危険なビーナス」最終回ネタバレ!犯人は誰?楓の正体は?』について、徹底解説していきます。
それでは、見ていきましょう!
明人を監禁している犯人は誰?
明人を監禁している犯人は、原作と同じ伯朗の叔父である憲三でした。
日曜劇場「テセウスの船」のように原作とドラマでは、犯人が違うのではないか?とも思われました。
しかし、なかなか「危険なビーナス」の細かい犯人への道筋などから、憲三以外の誰かを犯人にするのは難しかったのかもしれません。
明人を監禁した犯人と、禎子を殺害した犯人は同じか?
原作と同じで、明人を監禁した犯人と禎子を殺害した犯人は同じ憲三でした。
それは、明人を監禁した目的も、禎子を殺害することになってしまった要因も同じだからです。
明人を監禁したのはなぜ?
明人を監禁したのは、価値あるものを手に入れるためです。
価値あるものを明人が持っていると考えた犯人は、明人を脅して監禁し、価値あるものを手に入れようと考えていたのです。
価値あるものとは?
価値あるものとは、伯朗の実父である一清が、康治から脳の治療を受けて死ぬ前に描いた「フラクタル図形」の絵=「寛恕(かんじょ)の網」です。
「寛恕(かんじょ)の網」は、素数を順番に螺旋状に並べた「ウラムの螺旋(らせん)」のようで、「ウラムの螺旋(らせん)」より完璧な法則性を持っていた。
数学者である憲三にとっては、「寛恕(かんじょ)の網」は人類の画期的な発見だと感じ、価値あるものだと気づいたのでした。
一清の妻であった禎子が「寛恕(かんじょ)の網」を、一清の死後持っていると考えられ、禎子の死後は、康治が持っていて谷村の家が取り壊されているのであれば、矢神家にあると、憲三は考えたのです。
ちなみに、康治の弟である牧雄と勇磨が探していた価値あるものは、康治の「脳の研究記録」=「後天性サヴァン症候群の研究記録」です。
伯朗は、あっさり「脳の研究記録」が見つかりおかしいと思い、谷村の家に引き返すと憲三がいて、犯人の正体が憲三だと発覚したのでした。
禎子の死の真相は?
一清の妻である禎子が谷村の家に「「寛恕(かんじょ)の網」」を持っていると考えたため、憲三は小泉の家に不法侵入し、「「寛恕(かんじょ)の網」」を探していました。
しかし、憲三は谷村の家で禎子と鉢合わせになり、揉み合いになった結果、禎子を殺害してしまったのです。
憲三は、禎子の服を脱がし、浴槽で事故死したように見せかけていたのです。
楓の正体は?
原作と同じであれば、楓の正体は、明人の妻ではなく潜入捜査官です。
警視庁は、明人を拉致監禁して報酬を支払うと言うサイトを見つけ、依頼主を突き止めるために、明人を拉致監禁したように見せかける作戦をとったのでした。
明人は、自分が帰国することを知っているのは矢神家の人間で、母禎子の死と関係していると考え、禎子の死について再捜査することを条件に、警察に協力することにしました。
捜査には矢神家と深く関係を持つことが必要なため、楓は明人の妻になりすまし、潜入捜査をしていたのでした。
つまり、明人も楓が妻になりすますことに協力していたため、仲睦まじい写真などもあったのでしょう。
これまで楓の言動には「何でそんなこと知っているの?」と言うようなことが多かったですよね。
そして、谷村の家に居合わせた井本を素早く取り押さえたときも、ただものじゃないと思いました。
楓は、なぜ勇磨と手を組んだのか?
楓は、勇磨に盗聴されたため、正体がバレてしまい捜査に協力してもらうことにしました。
そのため、勇磨は楓の正体を黙って捜査に協力する代わりに、研究記録が見つかったら勇磨にゆずることになっていたのです。
伯朗が楓の家に突然押しかけ、勇磨が登場したとき、ちょうど捜査会議を明人のマンションでしているところだったのです。
明人が監禁されているのはどこ?
明人は、警察の元に保護されていました。
明人が監禁されていると犯人に思わせるための演出だったのです。
つまり、明人の監禁場所に同じく監禁された百合華も、警察の元にいるため、潜入捜査官の楓にメールが届いたのです。
君津は本当に康之介の子供なのか?
君津はDNA鑑定で、康之介の子供だと言うことがわかっていました。
過去に君津の父親と波恵は、恋人関係にあり、駆け落ちをして矢神の家を出ました。
しかし、君津の父親は突然他の女性と結婚すると言い出し、波恵は仕方なく矢神の家に戻ってきました。
そのとき、君津の父親の結婚相手として登場した女性は、波恵と君津の父親を引き裂くために当てがわれた、康之介の愛人だったのでした。
つまり、君津は康之介と愛人の子供で、君津の父親はおそらく自分の子供として育てていたのでしょう。
波恵は、康之介の死因かどうか?はわからないものの、お茶に少しずつ毒薬を入れていたと告白しました。
そして、矢神家の親族にも同じように毒を入れようと思っていたと波恵は言いました。
しかし、伯朗の真っすぐな人柄に、伯朗の弟の明人が遺産を存続するなら、矢神家にも存続価値があると考え、思い止まったと言います。
伯朗の恋の行方は?
伯朗は結局、楓と結ばれる流れで終わりました。
池田院長は伯朗を養子にして、池田動物病院を伯朗と蔭山に継いでもらおうと考えていました。
しかし、伯朗の言動は、やっぱり蔭山より楓の方が好きと言った感じでした。
蔭山は、前より伯朗のことが好きになっていると楓に打ち明けますが、伯朗の楓への思いを感じ、楓と伯朗の仲を取り持ちました。
まとめ
伯朗の実父である一清が、死の直前に描いた絵「寛恕(かんじょ)の網」が、価値あるものだと気づいていたことが、動機でした。
「寛恕(かんじょ)の網」は、素数を順番に螺旋状に並べた「ウラムの螺旋(らせん)」のようで、「ウラムの螺旋(らせん)」より完璧な法則性を持つもので、憲三にとっては価値あるものだったのです。
明人を監禁して、「寛恕(かんじょ)の網」を手に入れようとしていたのでした。
楓の正体は、潜入捜査官でした。
明人の拉致監禁を依頼するサイトを見つけ、依頼主を突き止めるため、明人協力の元、潜入捜査をしていたのでした。
明人は実際は、監禁されたのではなく、監禁したと見せかけて、警察に保護されていたのです。
ドラマ「危険なビーナス」は、登場人物も多く、矢神康之介には愛人が多いと言う、複雑な家系図、なおかつ複雑な事件性で、頭で整理するのはなかなか難しいドラマでしたね。
最終回は、色んな謎が解決されることとなりました。
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