「声が出ない」「治らない」ストレス体験談(機能性発声障害)

私は、長年「声が出ない」「治らない」と苦しんでいる一人です。はっきりした原因、治療法はわかっていませんが、おそらく機能性発声障害と言う病気だと思います。

「機能性発声障害」の説明はこちら

結論から言うと、私は完全には治っていませんが、以前よりは少しだけ良くなったような気がします。

これから、私の経験を時系列でお話ししたいと思います。同じ病気で苦しんでいる人の少しでも参考になれば、嬉しいです。

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「声が出ない」のはじまり

私の仕事は、営業職のため、外出先、取引先で人と会話をしたり、社内で電話対応をしたり、契約手続きで契約書類を音読したり、説明したり、とても声を使う仕事です。

仕事にも慣れ、営業成績も上がってきた時だったので、一番忙しい時期で、一番声を使っている時期でもあったかもしれません。

ある日突然、普通に仕事で話していて、声が出しにくいと感じました。風邪とは違って、声だけに異常を感じました。最初は、ガラガラ声になったり、いつものように通った声が出ないと言う感じでした。

はじめて、「新宿ボイスクリニック」に行く

そのような声が出しにくい日が何日か続いたため、はじめに新宿のボイスクリニックに行きました。その時は、「ポリープ等は出来ていないので、少し声を休めれば治るでしょう」と言われました。

その後も「新宿ボイスクリニック」には、もう1回行きましたが、同じようなことを言われて解決しませんでした。

しかし、だんだん声が出なくなっていったため、力を使って声を出そうとしたり、低い声を使うようになっていきました。

電話に出れば「声大丈夫ですか?」と言われる日々に辛くなっていきました。社内で会話するのも、声が出ないため、言いたいことを言わないようになったり、話すことを避けるようになりました。

「東京ボイスクリニック品川耳鼻咽喉科」に通院する

インターネットで色々調べて、「東京ボイスクリニック品川耳鼻咽喉科」に行き、上咽頭炎と診断され、週1回のペースで通いました。

上咽頭炎とは、鼻と喉の間の上咽頭と言うところに炎症があり、塩化亜鉛をつけた綿棒で上咽頭に塗るBスポット治療で治ると言われています。

Bスポット治療は、上咽頭に炎症がない人は痛みを感じないとのことでした。しかし、私はBスポット治療のたびに、涙と血が出る程痛みを感じて、毎回痛い思いをしていました。

この痛みも「声が治るためなら」と思い、週1回さぼることなく通いました。また、「東京ボイスクリニック品川耳鼻咽喉科」には言語聴覚士の方がいらっしゃったので、通院時には発声の指導も受けました。

あいさつの言葉を言う練習や、3文字くらいの単語を言う練習等をしました。正直、10ケ月くらい通っても全く良くなりませんでした。

「青山セントラルクリニック」に通院する

次は、Bスポット治療を5か所する5スポット治療で有名な「青山セントラルクリニック」に行きました。声のことは特に言われず、鼻が悪いから、集中して通ってほしいと言われ、週1回通院しました。

「鼻が悪いから声が出ないのか?」と思い、こちらも、涙と血が出る程痛い5スポット治療を受けに、週1回かかさず通院しました。

しかし、痛い思いをして半年通院しても、良くなることはありませんでした。

この頃は、特に病名も言われていなかったので、色々インターネットで調べて、鼻が悪いと言うことから、蓄膿症あたりの病気なのか?と思っていました。

「神尾記念病院」の診察を受ける

大きな病院で調べてもらった方が良いと思い、「神尾記念病院」に行きました。大きな病院なので、待ち時間が本当に長いんですよね。

他の病院と同じく、鼻からカメラを入れて検査したり、レントゲンも取ってもらいましたが、声帯に異常はなく、「精神的なものか、発声の仕方が悪いのではないか?」と言われました。

「アレジオン銀座クリニック」に通院する

この頃、声が出ない原因は、鼻が悪いからと思っていたので、鼻炎の治療をしている「アレジオン銀座クリニック」に行きました。

検査を受けたところ、花粉症と診断されました。正直、花粉症や鼻炎の症状は、今まであまり感じておらず、鼻より声が出ないことに一番困っていました。

でも、「鼻を治療することで、声が治るなら良い」と思い、膨らんだ鼻の粘膜に注射を打つ手術を、左と右の鼻で1回ずつ行いました。

しかし、鼻は良くなったと言われえたものの、声は良くなりませんでした。

「山王病院 ボイスセンター」に通院する

それから、またインターネットで色々調べて、音声外来に行って見ようと思い、「山王病院 ボイスセンター」に通いました。

ここの病院、予約が取りにくく、予約を取っていても、先生に用事ができてキャンセルになったり、2週間に1回くらいのペースで通いました。

ここで、言語聴覚士の先生に発声指導を受けました。はっきりした病名は告げられませんが、痙攣性発声障害と言うほどひどくはなかったので、機能性発声障害の軽度な方だと思っていました。

発声指導は、腹式呼吸や3語の言葉の発声や音読練習をしました。ハミング(鼻歌)は出るので、ハミングして声の響くところを確認してから、声を出すと言う練習で、少し声を出せるようになりました。

しかし、病院でできていても、なかなか私生活では上手く声を出せませんでした。半年くらいたつと、担当の言語聴覚士の先生が退職したため、別の先生に変わりました。

その女性の先生がひどく、1時間半くらい発声指導の予約を取っていても、1時間弱で終わらされたり、「治らないなら、仕事変えるしかないですね。」と酷いことを言われたりしたので、さすがに頭にきて、病院にメールでクレームを入れて、通うのをやめました。

患者の気持ちに寄り添えない先生が、病院にいて良いのか?とも思いましたし、「治してあげよう」と言う気持ちのない先生の指導を受けても、無駄だと思ったからです。

言語聴覚士のいるボイストレーニングスクールに通う

何回か、中野のボイストレーニングスクールにも通いましたが、治る気配はありませんでした。なかなか声が出ない状況を理解してもらえなかったのと、医療費補助がないため、お金がかかりすぎるので、止めました。

新宿のカイロプラクティックに通う

「カイロプラクティック」と言うのは、ストレスや脳の誤作動で症状が出ている、いわゆるジストニアと言う考えから治療をするものでした。

この治療は「声が出る」と思えば出るようになると、思い込ませるみたいな、少し洗脳みたいなところがありました。そのため、先生に、自分の声の出ない状況や自分の考えや感情を想像したり、話したりすることも多くありました。

その洗脳をすることで、声が治れば良かったのかもしれませんが、私は疑い深い性格ですし、治療費も高かったため、先生の「仕事で結構稼いでるんでしょ」と言う言葉に、「稼いでるから、高い治療費を払わせられる」と先生に思われていると思い、この治療で「声が治る」と信じることができず、止めてしまいました。

5年程たった現在思うこと

それから、近所の耳鼻科に行ったりもしましたが、結局治らず、5年程たって、今に至っています。

色々治療したり、調べたりして今感じることは、「クラリス」等の抗生物質の薬を飲むといくらか、本当にいくらかですが、少しだけ声が出しやすくなるような気がします。

また、風邪等を引いて、水鼻になると、声が出しやすくなります。未だに、鼻は悪いようで、「ハナノア」を使って、白い鼻水を毎日出しています。

なので、鼻が悪いことも、いくらかは影響しているのかもしれませんが、鼻をつまんでも声って出せるんですよね。だから、鼻だけが原因ではないと思います。

今の声の状態と生活

今の声の状態は、これは以前と変わりませんが、声が出る時と出ない時があります。ただ、それが、どんな時は出て、どんな時は出ないのか?は、わからず、声を出してみたら、「今は出た」みたいな感じです。

話しているときに最初の言葉は出るのですが、舌が絡まったような、喉がつかえたような感じになり、苦しくなり、最初だけ言葉が出て、フェイドアウトしていくような声になる時があります。

また、逆に最初の声は出しにくく、話しているうちに、声が出るようになったりもします。何かがつまったように、活舌が悪いガラガラ声になる時もあります。声の症状は、コロコロ変わります。

コンビニやスパーの店員に、一言二言、短い間話すくらいなら、声が出ないことは気づかれないです。また、「おはようございます」とか「お疲れ様です」の一言挨拶なら、問題なく声が出ます。

声が出ないのは、職場で話しているとき、電話対応をしているとき、契約書を音読しているときです。いつものことなので、職場の人達は、私の声のことについて聞いてくる人もいませんし、心配する人もいません。

お客様には、1度か2度しか会わないので、「今日は声の調子が悪くて、すみません」と一言言って済ましています。

しかし、この前のお客様には、「コロナウイルスが問題になっている時に、良くないですよ。他の声の出る人に変わりなさい。」と言われてしまい、「発声障害なので、ウイルス系ではないです。」と暴露してしまいました。

もう、これだけ長い間、声が出ないでいると、悲しいですが慣れてしまいます。でも、やっぱり「声大丈夫ですか?」と言われるのは嫌で仕方ないです。

学生時代は、歌を専門で勉強するくらい歌が好きだったので、前のように歌が歌えないのも、本当に辛いです。

でも、不思議なことに、会社では全然声がでなかったのに、家に帰ってきて、宅急便の再配達の電話をしたら、問題なく声が出ていると言うことも最近ありました。

だから、声帯に異常はないので、本当は声が出るのに、出ないと言う感じです。声が全く出ないわけではないので、周りの人からは理解してもらえず、この病気は、なった人にしか、わかってもらえない辛さがあると思います。

何が原因なのか?わからないので、何とも言えませんが、今の会社に入っていなければ、声が出なくなることはなかったのではないか?と考えると後悔しています。

声が出ないと、転職活動しようとしても、面接では、声が大きな印象になるため、上手く話せなかったり、ガラガラ声になったりして上手くいかず、たとえ新しい会社に入っても、声が仕事の邪魔になると思います。

キャリアを重ねた今の会社だから、どうにかやって来られているのだとも思います。また、婚活も初対面で、声がガラガラでは、第一印象が悪いですし、「声大丈夫ですか?」と言われる度に、説明に困ります。

声を治すために色々頑張ってきたつもりですが、完治には至っていません。会社を辞めて、ストレスから逃れられたら、治るのかもしれませんし、それはわかりません。

長期休みで旅行などに出て、リラックスしているときは、声が治っているときが多いので、何かしら今の生活が関係しているのかもしれません。

だから、今の生活を変える一歩として、私はブログをはじめました。この先どうなるか?は、わかりませんが、もし、会社を辞められて、声が治ったら、報告させて頂きます。

少しでも同じ状況で苦しんでいる人の役に立てたら、嬉しいです。治ると信じて、頑張りましょう!

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